安全・安心な未来をつくる防災対策

東日本大震災以降、イオングループでは防災に対する取り組みを日々強化してきました。それは皆さまの生活に密着している私たちだからこそ、災害時に地域の皆さまのお役に立ちたいという想いからです。そこで具体的にどんな取り組みを行っているのか、ご紹介します。


いつも暮らしのそばに。地域の安全を守るために

イオンの基本理念は「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」ことです。この理念をもとに、日々、地域の皆さまの生活を支えるべく事業を展開しています。

東日本大震災のあと、イオングループは地震や異常気象、テロなどの異常事態が起こった際でも事業を継続させられるようにBCM(事業継続マネジメント)を発足しました。

多様な自然災害が頻発しているからこそ、①各地にある店舗や施設においては、防災拠点としての施設を強化、②商品面では、商品を店舗へ届ける独自の調達力と物流網の確保、③いち早い営業再開をし、地域に「安心」をお届けすることの3つのファクターから、防災への取り組みを強化しています。

「イオンのBCM」に関して、詳しくはこちら

そんな中、防災に特化したモールとして、「イオンモールいわき小名浜」が福島県いわき市に誕生しました。


防災対策に特化した「イオンモールいわき小名浜」

「イオンモールいわき小名浜」の総敷地面積は44,000㎡。車は約1,300台、自転車は約350台駐車可能。モール内には、30店舗のグルメ専門店をはじめ、映画館やゲームセンターもあり、約130の専門店(東北初出店13店舗、福島県初出店44店舗、地元企業24店舗)が集結した、地域の皆さまが楽しく過ごすことができるモールです。

では、防災に特化したモールとして、どんな特徴があるのかご紹介します。

まず、一番の特徴は、1階すべてが駐車場ということ。1階部分を柱で持ち上げた「ピロティ構造」という建築方法を取り入れています。重要設備を想定最大津波以上の高さに設置することにより、有事の際にも施設機能を維持し、地域の復興拠点として、地域の皆さまが安心して集える場所を目指します。

通常は1階に設置される「受水槽」も2階へ。断水・停電状態であっても飲み水などとして多目的に使用できるように220トンもの水を常時、溜めています。

屋上に設置されているのは、発電機とおよそ200リットルの石油燃料。有事の際、施設の機能を維持し、地域の復興の拠点としての役割を担えるように、500KVAもの大容量の発電機を設置しています。これで、店内の避難施設や冷蔵ショーケース、コンセントなどに電源を送ることが可能。6割程度の稼働率でも28時間稼働します。

他にも、1階の駐車場部分には、マンホールが10か所設置され、津波などの被害がない場合は、マンホールを開けて便器を設置すると、災害用簡易トイレに早変わり。(写真左)

そして、飲み水としてはもちろん、トイレの洗浄水としても使用できる緊急用給水取り出し口も設置しています。(写真右)

上の写真は、ふだんは会議室などとして利用できるスペースですが、有事の際には、屋上に設置されている発電機の電気を使い、照明や空調設備が使用できる一時避難場所になっています。

このスペースは、入口の奥に、給水栓も設置。220トンもの水を溜めている受水槽の水が常に使えるようになっています。

これは、2階の正面入り口を入ってすぐにある、超大型のデジタルサイネージ。近隣県における、震度5弱以上の地震のほか、台風、噴火、テロなどの有事の際には緊急テレビ放送に切り替わり、アナウンスとともに情報を発信します。


実際の有事を想定した本格的な防災訓練

防災への取り組みの一環として、定期的に実施される「イオングループ総合地震防災訓練」を、オープン前の「イオンモールいわき小名浜」でも実施しました。当日は、いわき市や消防、警察、海上保安庁などと連携し、訓練には約400人が参加。

「イオンモールいわき小名浜」の目の前に広がるのは、遊覧船のターミナルです。有事の際には海上保安庁と連携し、物資を降ろす場所として使われる予定のため、実際に物資を運ぶ訓練を実施。

また、被災者の一時避難スペースとして利用できる緊急避難用大型テント「バルーンシェルター」も登場。バルーンシェルターは、倒壊の恐れがなく、防水性にすぐれ、気温の変化による影響を受けにくいので、地域の皆さまに安全なスペースを提供することができます。

ペットもお客さまの大事な家族。「イオンモールいわき小名浜」にあるペット専門店「PeTeMo(ペテモ)いわき小名浜店」がペットとの同行避難のお手伝い。ペットを預かるシェルター機能を備えた車両もあり、お客さまのペットにも避難設備を提供します。

防災訓練の中で特に本格的だった海上保安庁による、ヘリコプターを使った救助の様子。

BCMの大事な要素の一つは、外部連携。自治体・大学・他企業などと連携することにより、地域防災の仕組みづくりを行っています。また、最新の情報・技術・知識・ノウハウを習得・共有するため、初めての取り組みを実践する場としての訓練を定期的に行っています。


地域の皆さまの安全・安心と、より良い生活のために

ほかにも、イオングループでは、2016年から、全国のイオンモールやイオンショッピングセンター約70か所で、“防災”をテーマにした「全国防災キャラバン」を開催しています。これは公益財団法人ボーイスカウト日本連盟の協力のもと、「そなえよつねに」と掲げ、小学生とその保護者を対象にした店内イベント。災害時の待ち合わせ場所や、親しい人の連絡先を記入するための「待ち合わせ約束カード」を配布するなどして、お子さまにも分かりやすく、日頃の防災意識を高めるきっかけ作りになればと続けています。

「ローリングストック」も防災の一つの取り組み。日常の食品を多めに買い、切らさずに買い足す行為を繰り返し、常に家庭に新しい食品が備蓄される方法は、お客さまの身近にいる私たちだから提唱できる取り組みだと自負しております。

ローリングストックとは?

大災害はいつ起こるかわかりません。地域の皆さまが安全・安心に暮らせるように、有事の際にもお役に立てるよう、イオングループでは地域とともに「暮らしの未来」を作るべく、日々、挑戦を続けています。

「イオンモールいわき小名浜」

ローリングストック

知って欲しい!「ローリングストック」という備蓄方法~

被災地の一日も早い復旧・復興のために

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