青唐辛子 ~柚子胡椒にも使われる食材の名脇役~

青唐辛子 ~柚子胡椒にも使われる食材の名脇役~


原産地

赤唐辛子と比べると、爽やかな香りが立つ青唐辛子。赤唐辛子が赤く色付く前に収穫されたものが、青唐辛子です。

唐辛子は、もともと中南米を中心に栽培されていました。アメリカ大陸を発見したコロンブスがスペインへ持ち帰ったことで、ヨーロッパでも栽培され、世界中に広まっていったようです。

唐辛子の辛さは、カプサイシンによるもの。赤唐辛子は熱を加えると辛みがさらに強くなりますが、青唐辛子は熱を加えると逆に辛みが弱まり、甘みが感じられるようになります。

青唐辛子は、焼いて食べたり、炒め物に利用したりする他、すりおろして薬味としても活用されます。柚子胡椒は、種を取った青唐辛子と、青柚子の皮を合わせてすり下ろした調味料です。また、味噌にみりんなどの調味料を入れ、青唐辛子を混ぜて寝かせたものは、南蛮味噌として知られています。

青唐辛子は、シシトウによく似ていますが、別物です。シシトウは、ピーマンやパプリカと同様、辛みのない甘唐辛子から生まれたものです。

ちなみに、京都の地野菜として知られる「万願寺シシトウ」は、もともと地元にあった伏見唐辛子と、外国産の唐辛子を掛け合わせて作られました。大型の唐辛子のような外観ですが、辛みはほとんどなく、肉厚で甘みのある味わいが特徴です。


種類

パラペーニョ … メキシコ料理でおなじみの唐辛子。フルーティーな香りとパンチのきいた辛みが特徴です。

プリッキーヌ … タイ料理に使われる青唐辛子。タイでは最も有名な唐辛子で、酢漬けにしたものなどが調味料として使われています。小さいですが、かなり辛みが強いのが特徴です。


唐辛子は年間を通じて栽培されていますが、収穫量が増えるのは7月から9月にかけて。青唐辛子は、夏の時期に多く収穫されます。


注目すべき栄養

カロテン ビタミンC カリウム カプサイシン


買うときのポイント

鮮やかな緑色で、全体にハリと艶があるものを選びましょう。ヘタが黒ずんでいたり、しなびたりしているものは、味が落ちている可能性があります。


保存方法・下処理

青唐辛子を保存するときは、キッチンペーパーに包んだ後、ビニール袋に入れて野菜室に入れましょう。フレッシュなものを適当な大きさに切って、オリーブオイル、ビネガー、醤油などに浸ければ、自家製調味料として利用することができます。


柚子胡椒の「胡椒」は、青唐辛子のこと

最近では関東でも一般的に使われるようになった柚子胡椒ですが、もともとは九州地方の調味料です。細かく刻んだ柚子の皮、青唐辛子、塩などを混ぜ合わせて作られています。

「胡椒」と名付けられていますが、いわゆるペッパーは入っていません。昔、九州の一部では、熟して赤くなる前に収穫した青唐辛子のことを「胡椒」と呼んでいたそうです。このことから、柚子胡椒という名が使われるようになったといわれています。


この食材を使ったレシピ


※このページに掲載している情報は、2018年8月22日時点のものです。
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参考文献

旬の食材百科

食材健康大事典―502品目1590種まいにちを楽しむ(時事通信社)、最新決定版 食材事典: 栄養がわかる 体によく効く(学研実用BEST)、からだにおいしい魚の便利帳(高橋書店)

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